3年ぶりのニューアルバム!
ロック史に残る名曲を独自の
アレンジで体現した力作!
2021.4.21 Wed
Release!
1980年代から活動を続けている、N.W.O.B.H.M.シーンを代表する重要バンド、サクソンの2018年以来となる約3年ぶりのニュー・アルバム!!
N.W.O.B.H.M.を代表する重要バンド ー サクソンが満を持してリリースする約3年ぶりのニュー・アルバム!!本作は原点といえるクラシック・ロックに立ち返り、独自のアレンジでレコーディングしたカヴァー・アルバム!!高度な演奏力と現代のサウンドによって、ロックの奥深さと進化を表現した、バンドのキャリアの中でも非常に重要なチャプターとなる作品!!
本作はバンドが敬愛している伝説的なロック・バンド、アーティストのカヴァー中心に収録した作品になっており、ビフ・バイフォード<Vo>を中心に厳選した11曲に加え日本盤は輸入盤には未収録曲の3曲を追加した計14曲入りで発売される!!
フロントマンである、ビフ・バイフォード<Vo>のパワフルでハイトーンなヴォーカルはもちろん健在で、バンドの代名詞的存在となっている。
SAXON サクソン
Inspirations
KICP-4034【CD】
定価¥2,970(税抜価格¥2,700)
ブリティッシュ・メタルの雄が自らのルーツを提示する!!
ロック史に残る名曲を独自のアレンジで体現した力作!!
N.W.O.B.H.M.を代表する重要バンド ー サクソンが満を持してリリースする約3年ぶりのニュー・アルバム!!
本作は原点といえるクラシック・ロックに立ち返り、独自のアレンジでレコーディングしたカヴァー・アルバム!!
高度な演奏力と現代のサウンドによって、ロックの奥深さと進化を表現した、バンドのキャリアの中でも非常に重要なチャプターとなる作品!!
TRACK LIST & Disc Review 関連動画はこちら
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01. Paint It Black
(THE ROLLING STONES)
(M.Jaggar,K.Richards)黒くぬれ!
- THE ROLLING STONESの1966年発表アルバム「AFTERMATH」(アメリカでは6作目、イギリスでは4枚目)当時の曲だが、イギリスのオリジナル・ヴァージョンには未収録だった。イギリスでもシングルとして発表され、英米チャートで揃って1位となった。
ヘヴィ・メタル/ハード・ロックのアーティストに好んでカヴァーされてきた曲でもあり、DEEP PURPLE、イングヴェイ・マルムスティーン、グレン・ティプトン、ANVIL、RAGE、W.A.S.P.、MINISTRY、RAMMSTEIN、APOCALYPTICA、MARDUK、THE BLACK DAHLIA MURDERといった様々なバンド/アーティスト達がこの曲を採り上げてきた。オリジナル・ヴァージョンはブライアン・ジョーンズによるシタールをフィーチュアした中近東的なメロディが印象的に響いているが、SAXONは他のヘヴィ・メタル/ハード・ロック系アーティストと同じく、原曲のリフとリズムの疾走感を更に強調したソリッドでタイトなヘヴィ・メタル・ヴァージョンに仕上げている。
(奥野高久/BURRN!) -
02. Immigrant Song
(LED ZEPPELIN)
(J.Page,R.Plant)移民の歌
- LED ZEPPELINの1970年発表のサード・アルバム「LED ZEPPELIN III」に収録。この曲もヘヴィ・メタル/ハード・ロック系アーティスト達に好んでカヴァーされており、GREATWHITE、DARKANGEL、STRYPER、INFECTIOUS GROOVES、DIAMOND HEAD等が採り上げている。SAXONヴァージョンはビフ・バイフォードの高音ヴォーカルを活かす形での、原曲のイメージに忠実な仕上がりだが、リフとリズムのメタリックな感触はやはり際立っており、ギターの鋭角的で刺々しい質感も強化されている。
(奥野高久/BURRN!) -
03. Paperback Writer
(THE BEATLES)
(J.Lennon,P.McCartney)ペイパーバック・ライター
- THE BEATLESの1966年発表の12枚目のシングル曲であり、当時全英チャート1位を記録した。ヘヴィ・メタル/ハード・ロック系のバンドでこの曲をカヴァーするケースは稀と言え、ハード・ロックに近いところでは元COLOSSEUMのジョン・ハイズマン〈ds〉がアラン・ホールズワース〈g〉やオリー・ハルソール〈g〉らとやっていたプログレッシヴ・ロック・バンド、TEMPESTがBBCライヴ録音で採り上げていたことが思い出される。多重コーラスはやはりSAXONにしては珍しいけれど、元々軽快なビートにヘヴィ・メタリックなドライヴ感を加えているところはSAXONらしい。
(奥野高久/BURRN!) -
04. Evil Woman
(BLACK SABBATH)
(D.Waggoner,R.Wiegand)魔女よ、誘惑するなかれ
- 一般的には1970年発表のBLACK SABBATHのデビュー・アルバム「BLACK SABBATH」に収録されている曲という認識だが、SABBATHヴァージョンも元々はカヴァー曲であり、オリジナルは米国ミネアポリスのブルース/サイケデリック・ロック・バンド、CROWの1969年発表アルバム「CROW MUSIC」に収録されていた。SAXONヴァージョンはSABBATHヴァージョンに近く、ビフが実はオジー・オズボーンに近い色合いを持つシンガーなのだと気付かされる。
(奥野高久/BURRN!) -
05. Stone Free
(THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE)
(J.Hendrix)ストーン・フリー
- アメリカから渡英したジミ・ヘンドリックスはTHE JIMI HENDRIX EXPERIENCEを結成、その新たなバンドで書いた2つめの曲がこの“Stone Free”だった。1966年にイギリスでリリースされたシングル“Hey Joe”のB面に収録。それ以降は様々なコンピレーションに収録されてきた有名曲。ヘンドリックスは「早口で語るようなヴォーカル」が持ち味だったが、このSAXONヴァージョンにおいてビフはヴァース及びブリッジのメロディを独自のものに作り替えている。曲調もSAXON流のバイカー・メタルへとカスタマイズしてみせたという印象。
(奥野高久/BURRN!) -
06. Bomber
(MOTORHEAD)
(E.Clarke,L.Kilmister,P.Taylor)ボマー
- SAXONにとっての戦友とも言うべき存在、MOTÖRHEADの1979年発表のサード・アルバム「BOMBER」の表題曲。序盤のビフによる指笛は、既に鬼籍に入ったレミー〈vo,b〉、エディ・クラーク〈g〉、フィル・テイラー〈ds〉ら「盟友達へのオマージュ」にも聞こえる。GIRLSCHOOL、MUDHONEY、ONSLAUGHTらもこの曲をカヴァーしていた。SAXONとMOTÖRHEADは音楽的にも近いので、違和感などあるはずもなく、SAXONはあれこれ変えずに原曲にほぼ忠実に演奏している。
(奥野高久/BURRN!) -
07. Speed King
(DEEP PURPLE)(I,Gillan,I.Paice,J.Lord,R.Blackmore,R.Glover)
スピード・キング
- DEEP PURPLEの1970年発表の4作目のアルバム「DEEP PURPLE IN ROCK」のオープニングを飾った曲。過去3作のDEEP PURPLEはジョン・ロード〈key〉が主導権を握ってプログレッシヴ/アート・ロック路線を志向していたが、ここでリッチー・ブラックモア〈g〉主導のハード・ロック路線へと転向、元祖ヘヴィ・メタルとも呼べるこの曲をSAXONはNWOBHMスタイルでカヴァー。ギターとオルガンの掛け合いやハーモニーをツイン・リード・ギター仕様にしているのは予想どおりだが、やはり聴き応えのある仕上がりとなった。
(奥野高久/BURRN!) -
08. The Rocker
(THIN LIZZY)
(B.Downey,E.Bell,P.Lynott)ザ・ロッカー
- THIN LIZZYの1973年発表のサード・アルバム「VAGABONDS OF THE WESTERN WORLD」に収録されていた曲。軽快なギター・リフとソリッドなリズムなど楽器の演奏に関してはオリジナルにほぼ忠実だが、ヴォーカル・メロディにビフは独自のひねりを加えている。トリオ時代のTHIN LIZZYを代表する名曲であり、SAXON以前にはADAM BOMBが採り上げている。
(奥野高久/BURRN!) -
09. Hold The Line
(TOTO)
(D.Paich)ホールド・ザ・ライン
- このカヴァー・アルバム「INSPIRATIONS」において最も意外と思えるのがTOTOのこの曲。オリジナルは1978年発表のアルバム「TOTO」に収録。選曲自体は意外だがハマりはとても良く、SAXONが1988年に発表したポップ・ロック路線の隠れた名盤「DESTINY」(クリストファー・クロスの“Ride Like The Wind”のカヴァーが幕開け)のルーツを再確認させるような仕上がり。
(奥野高久/BURRN!) -
10. Problem Child
(AC/DC)
(A.Young)素敵な問題児
- AC/DCの1976年発表のサード・アルバム「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」に収録。MOTÖRHEADと同じく、AC/DCもギター・リフ・オリエンテッドという意味でSAXONに近いのでハマりがいいのは当然。やはり原曲に忠実。
(奥野高久/BURRN!) -
11. See My Friends
(THE KINKS)
(R.Davies)シー・マイ・フレンズ
- THE KINKSの1965年発表の8枚目のシングル曲。元祖メタル・リフが聴ける、VAN HALENでお馴染みの“You Really Got Me”ではなく(それを選ぶ意志はなかったものと察するが)、THE KINKSのサイケデリック・サイドを象徴する曲を敢えて選択。ヘヴィ・メタルから遠い曲だが奇想天外なコード進行とメロディがSAXON流に焼き直されている。
(奥野高久/BURRN!) -
12. Shoot Shoot
(UFO)
(M.Schenker/P.Mogg/A.Parker/P.Way)※シュート・シュート
- UFOの1975年発表の4作目のアルバム「FORCE IT」に収録。母国の先輩ハード・ロッカーに最敬礼するかのような素晴らしいカヴァー。驚くべきアレンジは何もないけれど、だからこその良さが光る。ギター・ソロもマイケル・シェンカーに敬意を示すような仕上がりだ。
(奥野高久/BURRN!) -
13. Hammer of the Gods
(from「The Eagle Has Landed 40(Live)」)※(P.Byford/T.Carter/N.Glockler/P.Quinn/D.Scarratt)
ハマー・オブ・ザ・ゴッズ
- 2019年に発表したライヴ・アルバム『The Eagle Has Landed 40 (Live)』収録の楽曲で(2011年のドイツ、ベルリンで行ったライヴを収録)、オリジナルは2011年にリリースした通算19枚目のアルバム『Call To Arms』の1曲目に収録。ポールが弾く、冒頭の叙情的なギターのフレーズから始まり、正統派ヘヴィ・メタル然とした硬質なギター・リフが全体をリードする王道のメタル曲。ビフのパワフルで存在感の有るヴォーカルが交われば “サクソン以外の何者でも無い!” と痛感させられるほか、ライヴ・ヴァージョンならではのパワーと男臭さも感じさせるエネルギッシュなライヴ・テイクだ!!
(担当ディレクター) -
14. Eye of the Storm
(from「The Eagle Has Landed 40(Live)」)※(P.Byford/T.Carter/N.Glockler/P.Quinn/D.Scarratt)
アイ・オブ・ザ・ストーム
- 「Hammer of the Gods」同様、2019年に発表したライヴ・アルバム『The Eagle Has Landed 40 (Live)』収録の楽曲で(2015年のオランダ、ズーテルメールで行ったライヴを収録)、オリジナルは2015年にリリースした通算20枚目のアルバム『Battering Ram』に収録されている。ミッド・テンポで叩く重いドラミングに合わせて、ヘヴィなギター・リフを刻んでいくという、サクソンが信条としている王道のヘヴィ・メタル曲。ギター・ソロではダグがメロディックなフレーズを弾き、全体的には若干ダークな印象を受ける楽曲の良いアクセントになっている点も見逃せない。こちらもライヴ・テイクならではパワーと勢いが感じられる仕上がりになっている!!
(担当ディレクター)
MOVIE
01. Paint It Black
(The Rolling Stones)
02. Immigrant Song
(Led Zeppelin)
03. Paperback Writer
(The Beatles)
04. Evil Woman
(Black Sabbath)
05. Stone Free
(Jimi Hendrix)
06. Bomber
(Motorhead)
07. Speed King
(Deep Purple)
08. The Rocker
(Thin Lizzyy)
09. Hold The Line
(TOTO)
10. Problem Child
(AC/DC)
11. See My Friends.
(The Kinks)
12. Shoot Shoot
(UFO)
13. Hammer of the Gods
14. Eye of the Storm
Special Message
Hi I you all like our new album inspirations album it was done in the lockdown here in England we thought it would be fun to do something different and we had a great time doing the songs I know in Japan things are quite bad so keep strong and let’s look forward to better times soon we can’t wait to do some shows again in your beautiful country
Stay safe
Biff Byford
日本の皆さん、こんにちは!
俺達のニュー・アルバムの『インスピレイションズ』はロックダウン中のイギリスで何かいつもと違う楽しいことをしたいと思って制作したアルバムなんだ。制作中はロックダウン下においても素晴らしい時間を過ごすことができたよ。日本の現状も良くないことは知っているけど、良い時代はすぐそこまで来ていると思う。
皆さんのいる美しい国でまたライヴをするのが待ちきれないよ。
皆さんもどうかお元気でいて下さい。
ビフ・バイフォード